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住まいづくりの知識

ローンの「保証」とお金を借りるということ 1

前回、住宅金融支援機構、フラット35の住宅ローンの
「買取型」と保証型」のお話をさせていただきました。

保証会社をつけて住宅ローンを組む場合、
保証とは返済ができなくなった時に保証会社が借りた資金の
うち約束した割合を銀行に払うことで銀行が回収できずに損を
する金額を少なくする、リスクを小さくするための仕組みという
ことですが、

ここで、時々
「保証会社が自分の代わりに払えなくなった分を銀行に払ってくれる」
という誤解が生まれます。

ほとんどの場合、保証会社に払う保証料は借りる人が負担します。
いざという時の保険だと考えれば、その保険で守られるのは保証料を
支払った人、と思うのも当然だと思うのですが、そうではなくて

借りる人は銀行のリスクを排除するため、銀行を守るための保証料を
支払っていることになります。

万が一返済ができなくなった時、保証会社は銀行に約束した金額を
保証しますが、保証会社が支払った分については借りた人が返して
行かなくてはいけません。

そうして考えて行くと、
事業用などと違って収益性のない「住宅」の購入は本来的に
銀行からプロパーで借りられる与信がある場合にのみ成立する
ものなのかもしれません。