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住まいづくりの知識

見積金額と現実

お施主様の要望を盛り込み、予算を念頭に
プランを作成、仕様を決めていきます。

15年ほど前から
「建築費が2割ほどあがっている」というような
声をずっと聞き続けているような気がします。

そしてこのところ、そのレベルを超えて建築費が
高騰していると感じます。

価格が上昇していることを想定しつつ、総額の目標
に納まるように選定していても、
実際の見積金額は、想定を軽く超えていきます。

住宅メーカーさんの建築費の現状の坪単価を聞い
ても、もはや「新築」のハードルが随分と高くな
ってしまっている、という現実。

建築基準法も改正されて、2階建既存住宅の改修に
は基本、確認申請が必要となり、既存住宅の活用に
も改正前よりもコストがかかるようになりましたけ
れど、既存の住宅、十分使える資源を大事に、活用
していく方向へシフトしていくことが求められてい
ると思います。


見積金額が予算を超えてしまうことは、普通にあること
ですが、少しその差額が大きい場合、調整作業も
苦心します。

施主様にとっても
「諦めないもの」、「諦めるもの」、を決めていく
作業ですが、それを判断するのには

ご自身の「価値観」をしっかり持たれることが
大切です。
暮らしの中で、そして、大袈裟なようですが
「人として」
何を大切にしていくのかという価値観があることで

本当に大切な要素・機能が何かを確認できるのだと
感じています。

さあ、頑張って調整のお打ち合わせ、進めて
いきましょう。