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住まい循環プロジェクト

「定期借地」で「貸す」を考える

私のこどもたち(既にいい「おとな」、です)
の住まいに関する感覚、考え方を見ていると、
それぞれの住んでいるエリアによって違ってくる
部分もありますが、私たち以前の何がなんでも
「持ち家」という感じはありません。

「結婚」とか「出産」とか「家を買う」とか、
みんなが同じようにするものだと、刷り込まれ、
思いこんで生きている時代とは大きく変化してき
ているのだと「住まい」についての考え方からも
強く感じます。

生きている時間、自分にとって大事なことを
大事に、何が自分の暮らしを豊かにするか、
それぞれが個々の幸せを求めて選択する、そんな
様子に見えます。

それは経済的なことを第1優先で
ストレスをいっぱいためて突き進むことが社会人
として当たり前、偉いと思ってきた時代が終わる
ということだとも思います。

ただ、これから生きる上での社会保障が手薄で
あろうこと、「経済成長」などすることはない
のではないか、という中で不安要素もたくさん
抱えています。

資産を所有している人が有効に活用することで
若い世代の暮らしも豊かになる、そんなことを
目指してコトトマは「住まい循環」ということを
掲げているのですが、築年数、耐震性能、そして
権利の問題に加えて、所有している資産を
「貸す」気持ちになってもらうことの難しさなど、
「住まい循環」は、一筋縄ではいきません。

連携とアイデアと行動力で様々な取り組みをされ
ている方もいます。

50年とか70年とかの定期借地の契約の土地に
住宅を建てる、それは・・・

土地は借りるので
費用は住宅の建築費と月々の地代で
「我が家」が持てます。

30代の人も70年の契約なら100歳まで
住み続けることができます。

時代の流れに加えてコロナによる生活の変化が
多くの人の価値観に影響をして、「所有すること
」の価値を感じなくなってきています。

都市部で定期借地で借りることは地方より更に
難しいと言われていますが、「使用していない
家」は人が住んでいないと、どんどん傷んでいき
ます。

改修をして若い人に貸してもいいとお考えの
方は是非、一度検討、お取り組みをしていただけ
たらと思います。