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デュアルライフ

地物のお野菜 〜幸せな食事の時間〜

名古屋と大津の2拠点での暮らしを初めて
大きな暮らしへの影響のひとつは「食べ物」。

えっ!そこなの?
と思われるかもしれないが、実際には
そこ、とても大きく違うところなのだ。

名古屋では食料品の買い物は近所のスーパーへ。
それ以外は無農薬野菜とかの販売店もあるので、
子育て中は特にそちらのお店で購入することが
多かった。スーパーのものと産直無農薬野菜の
お店のものとの鮮度の違いは少しは感じていた
けれど、それほどでもなかった。

お野菜の鮮度も、スーパーのそれしか知らない
ので「そんなもの」だと思っていた。

実は、お野菜の鮮度に感動した、鮮度を感じるよう
になったのは、大津のいえの建築が始まる頃、材木
チェックに中島工務店様の本社がある中津川市の
加子母へ行った時だ。

材木チェックを終え、産直野菜のお店に立ち寄り、
お野菜をたくさん持って帰ってきた。

名古屋に戻ってそのお野菜を頂き,まず、その美味しさに
驚き、食べきれないので、その後1週間ほどは我が家の
冷蔵庫で過ごしたそのお野菜たち。なんと!
1週間経ってもピンピンしているのだ。

日々の暮らしを丁寧になどど言う余裕もなく、
只々仕事に追われるように過ごしてきた暮らし
方は、お野菜の味さえも感じずに、関心も持つ
ことも忘れてしまっていたのだと愕然とした。

その日からである。
普通にスーパーで買ったお野菜の鮮度が良くない
ことが気になりだした。某 食品の宅配も利用して
いたが、スーパーより更に劣る鮮度に「いつ収穫
したものなのか・・・?」と今更この年になって
お野菜の味がわかるようになってしまった。

産直のお野菜と大津産の食品を扱っているお店は
いくつかあって、そのうちのどこかのお店に買い出
しに行く。
当然ながら旬の露地ものしか売られていないが、その
みずみずしさは、やはりファンが多いようでいつも
賑わっている。

佃煮も、お菓子も調味料も地産地消という品揃え
で、その地に暮らしているという実感も得られて
なんとも幸せな食事の時間となる。

近年、毎年のように大きな災害に見舞われる
日本。大都市での暮らしの脆弱性を多くの人が
感じて来ていると思う。

自然の近くで、自然に寄り添った暮らし方と
暮らす力を身につけること、その土地の力を借りて
暮らすこと、がこれからの幸せな暮らし方に通じて
いくような気がしている。