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住まい循環プロジェクト

家を売るとき・・日本の中古住宅売買の可能性

長年住み慣れた家を売却する、その思いは簡単
ではありません。

売却する動きを始めたら、その時点から住み慣れた、
思いのいっぱいつまった我が家は「不動産の商品」
として扱われ始めます。

不動産業界というのはそういうところなのでしょう
が、家は「人が豊かに住むための空間」としてしか
考えられない私にとっては、そのただ「商品」とし
てだけの扱いに戸惑うことも多いです。

ネットに掲載したら、その日から見知らぬ多くの人が
自宅の周囲に下見に来るようになり、家の中を見たい
という人がいたら日程を調整してご案内をする、それ
は今の仕組みの中では売却の際には避けて通れないこ
とではあります。

レインズ機構にお預かりした物件を登録することは、
お客様の利益のためにもとても大切な仕組みだと思
います。その後、「この愛着のある大切な家をどなた
にお譲りするか」、という感覚で丁寧に買い手を探す
という仕組みを望む人も多いと思います。

地方に「空き家」がたくさん存在するはずなのに、
空き家バンクなどの運営が順調に展開できている感じ
がないのはなぜなのか、を空き家問題の取り組みを
している団体の方にお聞きしたことがあります。

「空き家を持て余していたり、どなたかに譲りたいと
考えている所有者は本当は多いのですが、地方である
と昔からお付き合いのあった近隣の方の目を気にして
容易に売却するという決断ができないんです。」

というお話でした。

中古住宅の売却にまつわるネガティブなイメージを
払拭できるキャンペーンや仕組みをつくりあげていか
なくては何も動き出さないのではないかと・・・。

コトトマの「住まい循環プロジェクト」で仕組み化を
進めていきたいとあらためて感じています。