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住まいづくり

リバースモゲージが活用される日はくるの?

「リバースモゲージ」
は通常の借り入れと違って、所有する自宅を担保にして
主に老後資金を借り入れ、生存中は金利のみの支払いなどで返済は猶予される
というもの。借りた人が亡くなった時に自宅を債権回収して一括返済になるので
生存中は自宅を手放すことなく、必要な資金を借りることができます。

年金の支給額が減っていくことが予測されているこれからの高齢者にとって
この仕組みが活用できれば安心ですし、これをベースに空き家の問題や過疎化
した地域の土地利用の問題解決につなげる仕組みとできる可能性があるものだと
思います・・が・・

国は考えはするけれど、実際には民間の金融機関などがこの仕組みを動かすことを期待
して「お任せ」となっている様子なので、民間の金融機関としては担保価値の無い物件に
対してこの仕組みで融資はできない、というのが現実です。それは当然そうなるでしょう。

担保評価自体は金融機関によって様々ですが、50%〜70%と考えると
高齢者の保有する自宅建物は築年数も30年以上のことがほとんどで評価はつきません。
土地の評価だけで2500万円の自宅でリバースモゲージを使って融資を受けられた
として借りられる金額は1250万円・・・。

そして、寿命は自分で決めることができませんから、思いの外長生きをしてしまうと
融資の限度額を超える可能性もあって、かなり高齢になってから自宅を追い出される
ことも無いとはいえません。


この仕組みを使いたい、と思って相談しても、金融機関が設定する(リバースモゲージ活用の
できる)評価可能なエリアはかなり基準が高くなっていますから
リバースモゲージでの融資はできない、となることが多く、高齢者世帯の問題を本気で解決
しようとしたときには結局、現状全く使えるものではないということになります。

国が考えた仕組みや政策など、民間が仕組みを生かせてこそ、生きたものになると思うのです。
民間の企業は粗利で生きているのだから、そこにかかる経費さえ出ない、動いた分だけ赤字になる
ということでは取り組みようがないということになってしまいます。
仕組みが軌道にのるまでの間や、一定のビジョンや目標を達成するまでは公的な支援を入れて
仕組化に向けて後押しが必要なのではと思います。

近い将来、活用しやすい仕組みになりますように。